高校野球 静岡県 2022注目チーム

野球雑談

今は選抜高校野球の時期ですが、甲子園に出ていない学校の中にも注目のチームは沢山あります。

今回は静岡県でこれからの春や夏の県大会で注目すべきチームを紹介していきます。

本当は前回同様、東海地区の注目選手を取り上げようと思いましたが、チームで括ったほうがまとめやすいと感じました。

選抜出場校の日大三島は除く。

静岡 

県内ではトップと言われている静岡高校。

最速147キロをマークする吉田優飛を筆頭に今年も実力のある選手が揃っている。

静岡高校は県立校ながら裁量枠という県独自の制度で県内の有望な選手をスカウトしています。

そのおかげもあってか、毎年甲子園に出場するなど、すっかりと甲子園常連校になってる。

ただ、甲子園での戦績はここ10年で3勝10敗。

特に昨夏は投手力、打撃力、守備力、全てにおいて例年以上のハイレベルな選手が揃ってたが、初戦で初出場の新田に敗れた。

実力が決して弱いわけではなく、むしろ全国トップクラスに君臨してもおかしくない。

能力と言うよりは、全国の舞台の重圧が大きく、普段の力を発揮できてない印象。

それでも今年の夏こそはと意気込んでるはず。

常葉大菊川 

かつて2007年には選抜優勝、2008年には夏の甲子園準優勝と聖地を沸かせた常葉大菊川。

その名前を聞けば、大体の高校野球ファンはフルスイングを思い浮かべるでしょう。

バントをしない、先の塁を狙うなど積極的な野球が持ち味。

2018年に夏の甲子園に導いた高橋監督も、積極的にプレイした結果のミスは問題ない、とにかく攻める気持ちを心がけてる。

しかもノーサインだ。

選手からしたら伸び伸び野球が出来て、全国の大舞台でも力を発揮できる秘訣。

だが、2018年以降は中々甲子園から遠ざかっており、苦戦を強いられている。

そんな中で今年の注目は何といっても、投手の安西叶翔だ

サイドスローから放たれる直球はなんと最速147キロ!

スリークォーターでは最速140キロにも満たなかったのに、昨秋にサイドスローに転向してから一気に球速が伸びた。

今年の夏、静岡県に旋風を巻き起こす予感。

浜松開誠館 

過去に甲子園出場は無いが、筆者が1番気に入っているチームの浜松開誠館。

この学校の活躍が目立ったのは、2020年の静岡県独自大会。

甲子園が中止となった年に県内でその名を轟かせた。

全盛期の常葉大菊川を想像させるような積極的な打撃。

実は2017年春から2021年秋までに、元プロ野球選手の中村紀洋がコーチに就任していて、その指導から生まれたノリ直伝のフルスイング

今年から中日ドラゴンズのコーチに移るため、開誠館がこれからもフルスイング姿勢を貫くかは分かりませんが、今後も強力なチームになるでしょう。

佐野監督が「歴代最高の素材が集まった」と称賛する新2年生に注目。

最速140キロ前半を出す右腕・近藤愛斗、最速130キロ後半を出す左腕・廣崎蓮など豊富な投手陣。

「守りだけならお金を取れる」と表現した吉松礼翔、パワーヒッターの本多駿など楽しみな逸材が揃う。

三島南

昨春の選抜に出場し、秋にはドラフト3位で前田銀治が選ばれたことにより、全国に一気に知名度を挙げた。

この時にチームの主力が残っており、今年も注目のチームとなっている。

野球だけではなく、地域で園児・小学生を対象にした「野球教室」を2014年から開始。

今までにたくさんの人が参加し、現在となっては申し込みが殺到するほどの人気行事となっている。

昨秋の選抜に選ばれた理由もそれである。

このチームの注目は旧チームからエースナンバーを背負った植松麟之介

サイドスローで浮き上がるような軌道をしていて、打者から見たら打ちづらい。

最速も138キロまで伸ばし、球威も増した。

昨秋は東部地区大会で日大三島に敗れ、勢いに乗った相手はそのまま選抜出場。

これによって三島南の選手は刺激を受けたことだろう。

進化したら手がつけられなくなるようなチームになりそうだ。

掛川西

2009年には甲子園の出場実績があり、昨春の東海大会優勝するなど、数々の実績を残してきた伝統校だ。

旧チームの最速140キロを超えるスピードボールを持った榊原沢山など飛びぬけた選手はいないが、東海大会経験者が6人も残るチームは今年も上位進出が期待できる。

昨夏は準決勝で東海大静岡翔洋に完封負けをしただけに今夏に懸ける気持ちは強いだろう。

その時は投手陣が抜群だったが、好投手相手に打線が湿りがちだった。

秋の大会では逆に打線が奮起し、打ち勝つ試合が多い中、投手陣が相手打線を抑えきれずに県大会準々決勝の日大三島戦では10失点で敗れた。

夏に向けての課題は、投手陣の強化だろう

エース左腕の岩澤孔大と右腕の山本柊太がカギとなる。

岩澤は安定したフォームからキレのあるストレートと低めに決まるチェンジアップが武器。

山本はしなやかなフォームから最速138キロを放つ本格派。

変化球は曲がりの鋭いスライダーを持ち、投球だけではなく、打者としても4番を務める。

地元選手のみで強豪を維持してるのは素晴らしく、県民のファンも多いチームなので頑張ってほしい。

御殿場西

最近はあまり上位に顔を出さないが、先ほど紹介した常葉大菊川で優勝経験を持つ森下監督が2016年から就任して、期待が高まる御殿場西。

近年では2018年の秋季大会で静岡県大会優勝の実績がある

森下監督は新しい学校に移動しても「フルスイング」の積極的な野球方針は変わらない。

といっても特別変わった練習をしているわけでは無い。

地道な練習こそ高度な攻撃的野球の土台になるという。

その中で6番を打っている畔柳奏良は、ラインドライブを意識した打撃でフルスイングの習得に励んでいる。

小城佑太久松凌大鳥海大輔の3人もチームではトップクラスの長打力を誇り、それぞれの打撃理論で理想となる打者になろうと進化中。

投手陣は最速138キロを力強いストレートを投げる左腕・藁科優斗や185センチの長身右腕・鈴木颯真が控えている。

名門復活に向けて準備は整った。

加藤学園

2020年の夏に選抜の代わりに開いた交流試合に出場し、近年その名を轟かしている加藤学園。

静岡県の東部地区をリードする強豪校へと成長。

校長の加藤先生が一昨年に選抜出場決定が決まって、涙を流してたのが今でも印象に残っています。

実は野球部創設に積極的だったのがこの加藤先生。

父がプロ野球選手の野球一家で育った影響もあり、野球部には全面的にバックアップ。

そんな加藤学園の注目選手はショートの太田圭哉

2020年の甲子園での鹿児島城西戦に太田は1年生ながら出場した。

2020年の選抜が従来通りに行われていたら、当時新1年生の太田に出場資格は無かったが、夏に交流試合として開催され、既に入学済みな太田を試合に出すことが出来た。

バランスの取れた体格で野球センスが抜群。

奇跡的に出場できた甲子園で2本の長打を放ち、華麗な守備も見せるなど見事なプレイを示した。

現チームでは主将を務める。

昨秋の県大会初戦の磐田東では、逆転のスリーランを放って試合を決めるなど勝負強さを見せる。

2回戦はライバルの静岡高校に敗れ、悔しさを味わった。

太田を中心とした今後の加藤学園の躍進に注目です。

聖隷クリストファー

聞き飽きたかもしれないが、東海大会で準優勝しながら選抜に落選し、悔しいという言葉では表せないほど、屈辱を味わった聖隷ナイン。

けど、この出来事をバネに夏につなげたら恐ろしいチームになること間違いなし!

東海大会ではケガであまり投げられなかった、主将でエースの弓達寛之が大黒柱。

最速は136キロと決して速いわけではないが、ランナー背負っても大崩れしない投球が持ち味。

牽制やフィールディングも上手く、昨秋県大会準々決勝の静岡市立戦ではバントを仕掛けられてもランナーを進ませない。

昨夏の2回戦、伊東商業戦でも1塁ランナーを牽制で2回刺すほど、細かいプレイには敏感。

上村監督も「彼が打たれたら終わり」と厚い信頼を受ける。

昨秋の県大会も全試合に登板し、スタミナの底力を示した。

弓達が投げられなかった東海大会2回戦以降は、野手兼任の塚原流星が大奮闘。

公式戦初登板にも関わらず、強力中京打線を封じ込めた。

準決勝の至学館戦も点を取られながらも、チームを決勝に導く立役者になったのは間違いない。

総合力で勝ち進む聖隷のリベンジ(本当は出れたはずなのに)が夏に繰り広げられる。

まとめ

いかがだったでしょうか。

相変わらずの地元贔屓で注目選手やチームの紹介が近畿や東海に偏ってて申し訳ない。

けど、情報を知らずに無理に他地区を攻めるのもあれなので、高校野球からさらに東海に特化したブログにしていこうと思います。

選抜では2枠しかない東海地区なので毎年激戦が繰り広げられる。

選抜に出る日大三島大垣日大は勝ってほしい。

応援しています。

今回は本記事をご覧いただきありがとうございました。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました