いつも高校野球を見てると近畿勢が強すぎると思うんです。
2021年の夏の甲子園は智辯和歌山、智辯学園、京都国際、近江と近畿勢がベスト4を独占したり。
2017年の春には大阪桐蔭と履正社の大阪同士で決勝を争ったり。
つい最近では、近江と大阪桐蔭のこれまた近畿勢の決勝だった。
ほかの地区からはもう手も足も出ないぐらいの状態になっています。
プロ野球選手でも何かと関西出身が多かったり、なぜ近畿勢がここまで野球が強いのかをまとめてみました。
筆者の偏見です。
硬式野球が盛んだから
高校野球はほとんど硬式球が使われています。
一方で少年野球や中学野球では硬式よりも軟式の割合が高い。
どのみち高校で硬式を使うのになぜ軟式をやるのかは
硬式野球のデメリット
- 硬くて危険
- チーム数が少ない
- 月謝がかかる
などの点が挙げられ、クラブチームには入らず、中学の軟式野球部に所属するのだ。
一方で近畿勢は少年野球と中学野球のボーイズリーグの数が盛ん。
本部も大阪に位置する。
甲子園を目指す少年にとって、硬式野球をやりやすい環境があるのは大きい。
筆者も小学生の時から地元のボーイズに所属して、高校で野球やるなら硬式をやるべきだと身に染みて分かりました(結局高校では野球やってないけど笑)。
バウンド、投げる感覚、打つ感覚などどれを取っても軟式プレーヤーと硬式プレーヤーでは高校入学時点で明らかな差がある。
近畿勢は小さいころから硬式チームで鍛えられた選手が多いことが、高校野球の躍進に繋がっているんだと思う。
もちろん軟式出身でも優秀な選手はいるけど、プロ野球選手は中学時代、大体硬式出身が多い。
中学の時に奈良県のチームと対戦したけど、相手投手が130キロも出してて近畿のレベルの高さを感じた。
阪神タイガースの影響で野球熱が高いから
これは完全に筆者の偏見です。
でも地元地域の野球熱は少なからず、子どもに影響すると思います。
近畿勢にある人気のプロ野球のチームと言えば、阪神タイガース。
毎年、観客動員数が上位に食い込むほど熱狂的なチームです。
筆者がなぜ、阪神の野球熱と近畿の野球レベルが比例すると思ったのかと言うと、自分もそれに影響されたからです。
僕は元々、野球が好きではなくむしろ嫌いでしたが、親が阪神ファンでよく野球観戦に行ったのが影響で野球バカになりました。
他の球団のファンでも同じことが言えるのでは?とも思ったけど、阪神ほどファン層が熱狂的なチームは他に見当たりません。
実際に観に行って、良い意味でも悪い意味でも活発で陽気です。
その色に染まれば、近畿勢の高校野球が活発になるのも頷けます。
一見デタラメのような理由ですが、野球に気軽に触れる環境といつも阪神を取り上げるメディアが目に映れば、野球人口が他の地域と比べて多くなり、優秀な選手の絶対数が上がる思います。
関連記事:阪神タイガースファンの嫌いなところ
飛びぬけた強豪校の存在
特に大阪には大阪桐蔭と履正社という、全国でもトップクラスに入る強豪校の存在が近畿勢のレベルを引き上げてると思います。
和歌山でも智辯和歌山、奈良は智辯学園と甲子園に行けば間違いなく上位に食い込むチームが近畿各県に居る影響は大きい。
化け物のような強豪校を倒すために、どれだけ練習や対策を練らなけらばならないのか。
この意識だけでも相当変わると思います。
(例)
「筆者も高校時代の最初らへんはテストの点が悪かったけど、僕より頭の悪い友人が急に成績を上げてきて危機感を感じ、自分も負けたくない思いが生まれた。
その結果、学力が飛躍的に向上。」
みなさんもライバルに触発されて、刺激になった経験はありませんか?
それと同じように強豪校の多い近畿勢は、本命より力が劣ってるチームも絶対にライバルを倒して甲子園に行きたいという気持ちが芽生えて強くなっていくんです。
今年の近畿代表で選抜に出てきた金光大阪はまさに最強大阪桐蔭の存在があって、甲子園に行くために死に物狂いで練習してきたのが伺えます。
近畿という激戦区を避けるために、地方に野球留学をした選手を持つチームですら太刀打ちできないほど。
強豪校の底上げ効果もだいぶ効いてると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
近畿勢のように強い地域があると、全国大会も盛り上がりますね。
選抜は元々近畿の招待試合だったのですが、甲子園での優秀な成績を見れば近畿の出場枠が多いのも納得です。
僕の地元である東海出場枠が少ないのは複雑だけど、今年の夏や来年の選抜はどんな近畿勢の戦いぶりが見られるのか楽しみ。
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今回は本記事をご覧いただきありがとうございました。
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