筆者が高校野球を見て気になるのは、県内では無双してるのに県外チームと試合をするとあっさり負けてしまうチームのこと。
特に僕が住んでる東海地区では名門と呼ばれる静岡県の静岡高校や愛知県の愛工大名電が甲子園に出ても立て続けに初戦で負けてしまうのが腑に落ちない。
去年は初出場の愛媛・新田高校や宮城・東北学院に敗れてしまうのは予想外だった。
もちろん相手も強いだろうけど、こう毎回苦汁を飲まされるのは何か原因があるに違いない。
今回は強いチーム(静岡高校と愛工大名電を軸に)が県外チームと試合をしてもなぜか勝てない原因を探ってみた。
あくまでファンの視点であり、両校を卑下しているわけではありません。
甲子園で勝てないチームの特徴
速いだけの投手は相当研究される
2021年の夏の甲子園では両校ともに好投手を揃えていた。
静高は146キロの高須、愛工大名電に関しては140キロ後半の投手をが3人もいた。
静高の高須は県大会では無失点だったのに、甲子園では人が変わったかのように制球を乱した。
球速だけで言えば優勝校の智辯和歌山・中西と変わらないけどコントロール、変化球、対ピンチ、フィールディングなど投手には球速以上に必要な要素がたくさんある。
予選では球の勢いで圧倒できるかもしれないが、全国では細かい技術の有無がモノを言うと思う。
相手が嫌がる野球をできない
これも強豪なのに全国で勝てないチームにはあるあるのパターン。
上品というか素直すぎる野球感が否めない。
強豪校はホームランや奪三振ショーなどの華やかな野球が魅力な一方で、接戦になったときは相手をジワジワと追い詰めるしつこさが必要。
劣勢になってもファウルで粘ったり、アウトだとしても痛烈な打球で内野手にプレッシャーを与えたりと意味のあるアウトにできるかどうか。
その積み重ねが終盤で形となって表れる。
全国であっさり負けるチームは泥臭い野球を覚えるのも時には重要だと思う。
ここぞの場面で打てない
甲子園で1番怖いのは緊張との戦い。
申し分ないくらいの実力を持ってるのに、緊張のせいで全国の高校野球ファンに「大したこと無かったな」と言われるのが1番癪だろう。
それが如実に表れるのはチャンスでの凡退。
試合の命運を分けてるのは間違いなくここぞの場面をモノにできてるかどうか。
静高(2-4)新田の時もヒット数は新田が1本多いだけ。
あまり精神論は好きじゃないけど、気迫とか根性とか「絶対に打つぞ」という気持ちの面があるかもしれない。
監督の采配が悪い
選手に限らず単純に監督の采配ミスも全然あり得る。
高校野球は監督に左右される場面は多い。
むしろ選手は良いのに監督のせいで負けるというのも珍しくない。
愛工大名電が毎回甲子園で負けてしまう理由として倉野監督の采配にあるとささやかれている。
倉野監督はバント多用の采配が多くて、それは立派な戦術だけど相手にリードを許していてもバント采配をしてペースを掴めないところがあります。
もちろん他のチームも例外ではなく、良い戦術であっても使い時を間違えたら取り返しのつかないことになってしまう。
采配は難しいけど選手の力量に応じた采配が出来れば、初戦突破はできるはず。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今年も夏の予選が大いに盛り上がることでしょう。
この記事を書いといてこんなこと言うのもアレですけど、ぶっちゃけ甲子園で勝てなくてどうなんだって話。
それは分かっていてもやはり地元の代表校には勝ってもらいたいですよね。
今年はどんなチームが甲子園に行くのか楽しみです。
今回は本記事をご覧いただきありがとうございました。
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