皆さん、こんにちは!
プロ野球のリーグ戦が終わり、クライマックスシリーズに差し掛かってきました!
僕は阪神が好きなので、基本セリーグの試合を見ていますが、中日ドラゴンズが3年連続最下位になってしまったことが、皆さんの注目を集めていると思います。
中日の立浪監督は、僕が小さいころから凄い選手で、2022年に監督に就任された際は、どんなチームになるのか気になっていました。
しかし、蓋を開けてみれば中日ファンの皆さんが、かなりもどかしくなる結果に…
どうしてこのような結果になってしまったのか、阪神ファンである自分の視点から話していきます。
最下位は辛いよね
2024年シーズンの内容が中心です。
中日ドラゴンズが最下位になってしまった理由
大前提、戦力はかなり揃ってきている
中日は弱いなんて言われてきましたが、数年前に比べればだいぶ戦力は揃っていると思います!
投手陣は、高橋宏斗が最優秀防御率投手賞、松山晋也は最優秀中継ぎ投手賞、ライデル・マルティネスは最多セーブ投手賞を獲得するなど、有望な投手が出現してきています。
他にも清水達也、橋本侑樹、藤嶋健人、斎藤綱紀など計算高い投手が多いです。
野手の方も、「打てない」と言われつつも、現役ドラフトで加入した細川成也(元DeNA)が2年連続で20本塁打以上をマークし、長年中日に不在だった大砲が誕生しました!
タイトルホルダーはいないものの、田中幹也の鉄壁な守備力、コンタクトな打撃が出来る村松開人、リードオフマンとして高打率を期待できる岡林勇希、主砲を担える石川昂弥など希望の若手野手が多くいます。
個人的に阪神ファンとして1番怖いのは、福永裕基選手です!
長距離打者ではないとはいえ、いつ見ても打ってるイメージしか無いです(笑)
特に縦振りが凄くて、インローのボールを上手く救い上げたり、どのコースのボールも外野手の前に落とせる技術が凄いと思います。
スタメンを固定できなかった
そんな期待の若手が多い中日ドラゴンズが最下位になった理由として挙げられるのは、スタメンが固定されてなかったことではないでしょうか?(的外れならごめんなさい)
特にシーズン前半戦はいつもスタメンがコロコロ変わっている印象でした。
主力の福永選手がしばらく2軍に居たり、1軍に出てきても一時期4番を打ったり、守備位置がサード、ファースト、レフトに行ったりと大変そうでした。
板山選手も、ライト、セカンド、ファーストを守ったりと、石川昂弥が長い間1軍に出ていなかったりと、挙げればキリがありません。
ずっと固定されていたのは、4番の細川選手ぐらいかな?
シーズンの後半に入ってようやく上位打線が固定化されている印象でした。
スタメンを固定することが絶対正しいっていうわけではありませんが、個人的にはシーズン序盤から福永選手や石川選手を上位で固定していれば最下位にならなかったと思ってます。
あとは前半の岡林や中田翔の不調が痛かったかな。
とはいえ、スタメンを固定できないほど、チーム内の戦力が拮抗し充実してきているとも言えますね。
不可解な代打起用
阪神ファンなので、中日と阪神の試合は良くチェックしていますが、ある甲子園の試合で中日が一打勝ち越しの場面で、代打・中島宏之が出てきた時は少し驚きました。
中島選手は20年もプロに居るので、凄い選手なのは百も承知なのですが、年齢やここ最近の調子を見ると明らかに他の選手を代打で出した方が良かったのかなと思いました。
それは結果論じゃない?
確かにその通りです。
しかし、中島選手は今シーズンで15打席立って1度もヒットを打てませんでした。
明らかに打てそうにない選手を真っ先に代打で使うのは、中日ファンから苦言が出ても仕方ないと思います。
他にも守備力が売りの後藤駿太選手が代打で出たりなど、中日ファンが疑問に思う采配が目に余りました。
もちろんこの2人の選手は打力が無いわけではなく、他にもっと打てそうな選手がいたということから議題にあがっています。
立浪監督も采配には情が入るということを言っていたので、立浪監督の優しさが裏目に出てしまったのかもしれませんね。(参考記事:https://dnomotoke.com/archives/20240326090023/)
先発投手陣の崩壊
先ほど、中日は投手陣が充実しているという書き方をしましたが、先発投手に関して言えば、そこまで成績が良いわけでは無かったです。
投手 | 防御率 |
大野雄大 | 4.87 |
梅津晃大 | 4.07 |
小笠原慎之介 | 3.12 |
松葉貴大 | 3.09 |
メヒア | 4.88 |
柳裕也 | 3.76 |
涌井秀章 | 3.07 |
高橋宏斗 | 1.38 |
松木平優太 | 3.70 |
ざっと主力投手の成績を出してみましたが、高橋宏斗選手以外で3点を切った選手がいませんでした。
4月は一時期首位に浮上し、その時は先発投手陣の調子が良く、広島東洋カープ相手に1点も与えない3タテもやってのけました。
しかし、4月下旬の阪神戦で3タテを喫したところから、雲行きが怪しくなり、野手が点を取ってもそれ以上の点を取られる場面が少なくなかった。
僕にも原因はよく分かりませんが、今シーズンはセリーグ全体で得点が少なくなっており、防御率が3点を超えるとさすがに厳しかったですね。
加えて先発投手が崩れるということは、リリーフ陣にも大きな負担がかかります。
リリーフ陣の成績はそこまで悪くないとはいえ、阪神戦で何度か打ち込まれる場面もありました。
来年は先発投手陣の復活がカギを握りそうです。
チャンスで極端に打てない
中日ドラゴンズの「打てない」は正確に言うと、チャンスで極端に打てなくなることです。
チーム打率は2割4分3厘で、ヤクルトと同率のセリーグ3位です。
しかし、得点数は373点で、5位の広島の415点をはるかに下回る成績となりました。
ノーアウトでランナーが出ても、気づけば0点で終わってたという場面が何度もあって、阪神戦でもそれは顕著でした。
細川選手でさえも、チャンスではノーステップに変えて、三振していることが多いです。
でもなぜかヒットは沢山出ている。
おそらく中日ドラゴンズの指導方針である「単打育成プログラム」が関係しているのではないでしょうか?(違ったらごめん)
単打育成プログラムとは、広い本拠地のバンテリンドームで戦えるように、長打を狙わずに単打と走塁に重きを置いた若手育成プログラムのこと
参考記事:https://bunshun.jp/articles/-/54821
単打は4回打って1点入りますが、長打はツーベースなら2回打って1点入ります。
打線が4回連続ヒットは至難の業なので、チャンスで長打が出るようになれば、中日打線は劇的に変わると思います!
それが難しいんだけどね
補強にお金をかけられない?
プロ野球チームにおいて大事なのは、戦力の補強です!
もちろんドラフトで金の卵を発掘して育て上げるのも大事ですが、FA制度がある限り、ずっと自チームに残っている保証はありません。
日本ハムの札幌ドーム使用料問題が良い例ですよね。
日本ハムの本拠地である、札幌ドームの使用料が高すぎて補強にお金をかけられず、2022年オフには近藤健介選手がFAでソフトバンクに移籍してしまいました。
参考記事:https://arashiro244.hatenablog.jp/entry/2023-004
しかし、新球場のエスコンフィールドに移転してからは、売り上げを補強に回せるようになり、2023年オフにはオリックスの山崎福也を獲得しました。
話は逸れてしまいましたが、中日ドラゴンズの親会社は中日新聞です。
近年、新聞の売上が減少しているせいか、中日は以前より補強にお金を回せなくなっています。
参考記事:https://takemeouttotheballgame.net/oyagaishauriage/47/
2023年オフには思い切って、中田翔選手を2年6億円で獲得したものの、腰の調子が災いして思ったほどの成績を残せていませんでした。
今年は、ライデル・マルティネス選手を10億円でなければ、引き留めるのが難しい状況です。
最後に
ネガティブなイメージが多い中日ドラゴンズですが、優勝への道は着実にたどっています!
打つ方はなんとかなってきているので、今年のドラフトでどれだけ投手陣を補強できるかですね。
阪神タイガースもうかうかしてられませんね。
あと、中日ファンの方にはすごく申し訳ありません。
3年連続最下位を決定づけたのが、元中日の京田陽太選手(DeNA)なのは流石に爆笑しましたw
参考記事:https://www.nikkansports.com/baseball/news/202205040001023.html
来年は確か、井上監督ですかね。
敵ファンながら楽しみにしております!
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