わたくし、3月19日から22日にかけて甲子園へ足を運び、高校野球を観戦してきました。
やはり生で見る野球というのは非常に迫力感があります。
特に今回からは応援の声出しがOKなので、コロナ前の賑やかな雰囲気に戻りました。
そしてこの記事では、僕が試合を観て思ったことを日にちに分けて書いていこうと思います。
3月19日 大会2日目
- 東邦 6-3 鳥取城北
- 作新学院 8-6 大分商業
- 英明 3-2 智辯和歌山
第1試合は途中から見てたので全部は分かりませんが、結果は東邦の粘り勝ち。
この試合の注目選手は東邦エースの宮國。
最速は149キロと前評判の高い投手でしたが、140キロを超えるボールはほとんどなかった。
時には四球で制球に苦しむこともあったけど要所はしっかり抑え、リリーフした山北と岡本もしっかり役目を果たしました。
一方で負けはしたものの、鳥取城北の投手陣も凄かったです。
エースの新庄はコンスタントに140キロ台の力強い速球で、東邦打線を押していました。
第2試合の作新学院と大分商業は他の試合とは異なって打ち合いとなる。
2回裏に作新学院が4得点し、前半は見ていて作新学院の完勝を予想してましたが、大分商業の粘りも素晴らしく接戦でした。
作新学院は特に走塁面が良く、1ヒットで2塁ランナーからホームに生還した場面も。
この日は17人の選手が出場し、経験値を積むという意味でも収穫だったと思います。
負けたとへいえ、6得点した大分商業は5番・江口が5打数3安打と打力が光った。
第3試合の英明と智辯和歌山は1番驚いた試合です。
英明も四国王者の強豪とはいえ、僕は智辯和歌山の勝ちを予想していました。
ですが、蓋を開けてみれば結果は3-2と英明の粘り勝ち。
英明のエース・下村の直球は130キロに満たないものの、サイドスローから放たれるナチュラルなムービングボールが素晴らしかった。
継投で出てきた本格左腕・寿賀も持ち味の速球で智辯和歌山打線を封じ込める。
一方の智辯和歌山は、現地で見ていてスイングは鋭かったが、言い方を変えれば振り回しているようにも見えた。
やはり名前だけで判断してはいけないと思わせられる試合でした。(戦力分析してなかったのもある)
3月20日 大会3日目
- 海星 5-1 社
- 広陵 5-0 二松学舎
- 大阪桐蔭 3-1 敦賀気比
この日は朝早く甲子園に着き、全試合をフルで見ることが出来た。
第1試合の海星と社は昨年夏(2022年)も甲子園に出ており、お互いに2季連続の甲子園となる。
結果は5-1となったが、見た感じそれほど戦力差は感じない。
お互い中盤までロースコアで進んでいき、気付けば海星が点差を離していた。
海星は昨年夏でもプロ注目投手相手に大量点を奪ったけど、冬を越したこの代も強打が健在だった。
特に8回表ではサードゴロでサードが1塁に投げている間に、3塁ランナーがホームインする積極的な好走塁を見せつけた。
海星の左腕エース・吉田も球速はそんなに出ないものの、緩急を駆使した投球で社打線を寄せ付けず、試合展開としては理想的な良い試合だ。
続く第2試合では広陵と二松学舎の好カード。
僕が注目したのは広陵のボンズという異名を取る真鍋だ。
前評判通り、4打数3安打と結果を残す。
でもそれ以上に凄いと思ったのは、打席に立つときの威圧感。
もはやプロ野球選手のような雰囲気で、栄冠ナインの強力な特能「威圧感」がこれほどふさわしいと思える選手は中々いない。
エース右腕の高尾も新2年生とは思えないくらいの落ち着きをしており、この日の最速は146キロと将来性抜群。
敗れた二松学舎も打者のスイングが強力で、4番の五十嵐はあわやホームランかという大飛球を放ち、才能を見せつけた。
この選手も、まだ新2年生なので今後も要チェック。
第3試合は高校野球界でも名門同士の大阪桐蔭と敦賀気比の試合。
特に大阪桐蔭は去年(2022年)の選抜で圧倒的な力を見せつけて優勝、秋の神宮大会も2年連続優勝しており、期待が高まる。
だが、終わってみれば3-1と辛勝。
桐蔭のプロ注目左腕・前田は球速を抑えながらも前評判通りの実力で、ヒットを浴びながらも要所を締めるナイスピッチング。
でもそれ以上に注目したのは敦賀気比の先発左腕・竹下。
強力打線に対して一歩も引かない、打てそうで打てない良い投球をしていた。
取られた2点も2アウトから味方のエラーをきっかけに招いただけ。
打線の方も負けたとは思えないくらいに前田のボールをしっかり捉えた。
まさに矛と盾がぶつかった好試合。
3月22日 大会5日目
- 光 2-0 彦根総合
- 専大松戸 3-0 常葉大菊川
- 東海大菅生 5-2 城東
この日は第2試合が終わって即帰宅したので、第3試合は除きます。
第1試合はお互い選抜に初出場同士のカード。
光のエース右腕・升田は好投手だと聞いていたけど、実際に試合を観たら秋に比べ格段に成長していた。
ストレートは自己最速の143キロをマーク。
でもそれ以上にストレートの威力が素晴らしく、彦根総合打線を全く寄せ付けず。
彦根総合の先発・勝田も良い投球をしていて、ヒットを打たれながらも得点を許さない良い投球だった。
しかし、「春は投手力」と言われるせいか、打線の援護を中々受けられず。
この試合に限らず、初戦はロースコアの試合が多い。
終盤では、光打線がついに猛攻を示し2点を取ることに成功。
光はエースがしっかり抑え、打線も2点ながら10安打と投打のバランスが良かった。
第2試合はこちらも専大松戸と常葉大菊川の好カード。
専大松戸には今大会最速151キロ右腕の平野が控えており、注目している投手。
見るのはこの試合が初めてだったので、速球で押すタイプかと思いきや、変化球を多投する場面が多く見られた。
欲を出さない丁寧な投球で、速球とのコンビネーションは抜群。
ヒットは打たれるものの、落ち着いた投球で見事完封。
一方、敗れた常葉大菊川は点は取れなかったものの、7安打5盗塁と爪跡を残した。
何といってもプロ注目捕手の鈴木叶の2塁送球が素晴らしく、投手が投げたのが99キロの変化球にも関わらず、余裕でランナーを刺した。
お互い持ち味を存分に出せた好ゲーム。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ありきたりな内容かもしれませんが、実際に見た感想はそんな感じです。
総括して言えるのは、やはり高校野球は素晴らしい。
人によって見方は違いますが、共通しているのは感動だと思います。
年に2回、高校球児が涙腺を緩くしてくるのは、本当たまりません!
夏も楽しみにしています。
今回は本記事をご覧いただきありがとうございます。
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