高知高校と言えば、阪神タイガースにドラフト1位の森木大智が話題となりました。
中学3年時に、軟式球で150キロを計測するなど、高校での躍進が大いに期待されましたが結局、高知高校で甲子園の舞台には一度も立てず。
ライバル明徳義塾の速球対策もあったのでしょうが、やはり注目選手が居るだけだと甲子園にはなかなか届かないところで、新チームがあっさり四国優勝を決めた。
今回はその高知の選手を調べていきます。
初戦の相手は東洋大姫路です。
戦歴
2021秋季高知県大会
- 2回戦 7-6 土佐
- 準々決勝 9-0 宿毛工
- 準決勝 9-2 高知商
- 決勝 0-1 明徳義塾
2021秋季四国大会
- 1回戦 4-1 済美
- 準々決勝 2-1 英明
- 準決勝 11-4 徳島商
- 決勝 7-3 鳴門
2021明治神宮大会
- 準々決勝 2-6 花巻東
明治神宮大会メンバー
背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 中学所属チーム |
1 | 高橋 友 | 3 | 内野手 | 生光学園中 |
2 | 西野 啓也 | 3 | 捕手 | 紀州由良シニア(和歌山) |
3 | 中村 元祈 | 3 | 内野手 | 高知中 |
4 | 三谷 高慶 | 3 | 内野手 | 高知中 |
5 | 山下 圭太 | 3 | 投手 | 高知中 |
6 | 小西 拓斗 | 3 | 内野手 | 野洲ブレーブス(滋賀) |
7 | 松本 桂弥 | 3 | 外野手 | 高知市立愛宕中 |
8 | 谷崎 陽 | 3 | 外野手 | 高知中 |
9 | 川竹 巧真 | 3 | 外野手 | 高知中 |
10 | 日野 灯 | 3 | 外野手 | 大阪箕面ボーイズ(大阪) |
11 | 小西 匠 | 3 | 投手 | 壬生ライガー(京都) |
12 | 東 大夢 | 3 | 外野手 | 四万十市立中村中 |
13 | 大坪 弘征 | 3 | 内野手 | 高知市立愛宕中 |
14 | 田中 天晴 | 3 | 捕手 | 野洲ブレーブス(滋賀) |
15 | 櫛田 歩希 | 3 | 内野手 | 東淀川ブラックジャガーズ(大阪) |
16 | 安田 清隆 | 3 | 内野手 | 土佐清水市立清水中 |
17 | 森本 成 | 3 | 外野手 | 兵庫播磨シニア(兵庫) |
18 | 田中 凛太郎 | 3 | 外野手 | 高知中 |
メンバーの見どころ
メンバーの出身地を見てみると、地元中学出身や近畿地区から来た選手で構成されています。
2019年の全国中学校軟式野球大会で準優勝した高知中のメンバーが中心のチーム。
突出した選手はいないものの、攻守に安定感を見せ、全員野球で甲子園をつかみ取った。
ベンチ入りメンバーも全員新3年生というのが特徴です。
四国王者として挑んだ明治神宮大会。
初戦で東北王者・花巻東に敗退も、選手は「自分たちの力を出し切れば全国でも勝てる」と手ごたえを口にする。
投手面
投手陣は小刻みな継投で昨秋の四国大会を制した。
中心を担ったのは背番号5の山下。
高知中3年時にはエースとして、全国準優勝に貢献。
カットボールなどの変化球を軸に、打たせて取る投球でチームを支え、明治神宮大会初戦でも先発し7回4失点。
粘り強く試合をつくった。
秋に頭角を現したのが川竹。
新チームとなってから本格的な投球練習を始めたという右腕は、県大会決勝で初先発。
明徳義塾相手に最速144キロの重い直球で堂々渡りあった。
高橋は長身から投げ込む130キロ台後半の直球で安定感をもたらす。
県大会で1番を背負った小西匠だが、秋は結果を残せず。
復調が待たれる。
打撃面
打線を引っ張るのは旧チームから主軸を務めた高橋だ。
昨秋の県大会では4番に座り、全試合で安打を放った。
明治神宮大会で4番を務めた川竹は、パンチ力のある打撃が魅力。
2人の長距離打者が得点源となる。
リードオフマンの山下は出塁率が高く、神宮大会でも3安打と結果を出した。
2番・小西拓斗とのコンビでチャンスを演出する。
クリーンナップを打つ西野は、四国大会決勝の初回に3ランを放って試合を決めた。
主将・谷崎は大会中に大きな成長を見せ、チームを盛り上げる。
四国大会で打率4割を超えた松本は、濵口監督が「予想以上に打球が伸びる選手」と評する意外性と勝負強さを存分に発揮する。
チーム発足当初は高橋が投打の中心となっていたが、試合を重ねるごとに山下、川竹、西野、松本らが成長し、チーム力を底上げしてきた。
まずは全国1勝の壁を越える。
勝ち進むたびに成長するのは高校野球ではよくあるね~。
この勢いで甲子園でも勝ち星をつけて欲しい。
まとめ
いかがだったでしょうか。
甲子園では高知県から明徳義塾がよく出てきて、高知高校をあまり見かけていなかったけど、総合力の高さから甲子園にあまり出てこなかったのが不思議なくらいです。
森木君からしたら少し複雑な想いかもしれないが、後輩たちの門出を喜んでいることでしょう。
今回は本記事をご覧いただきありがとうございました。
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