市大三高は沢村が入学した青道のライバルかつ名門と言われる学校だ。
選抜でもベスト8に残るほどの実績を持っている。
夏の大会でも青道と当たると予想されていたが、そこに思わぬ伏兵が登場した。
それは1年生スラッガー・轟雷市を率いる薬師高校。
これまで何度も市大三高の壁になってきて非常に興味深い。
今回は市大三高と薬師のこれまでの対決をまとめてみました。
ネタバレだらけなのでご注意を!
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1回目 夏の都大会3回戦 薬師 13-12 三高
この試合の前評判は圧倒的に市大三高が上で薬師は無名校扱い。
試合が始まっても1回表に三高が6点を先制し、楽勝ムードかと思われた。
だがその裏に轟の1発で球場の空気がガラリと変わる。
轟と秋葉の連続ホームランで選抜で活躍した三高のエース・真中は1回でノックアウト。
三高は点を取りまくっても薬師に取り返されるの繰り返し。
気付けば薬師はクリーンナップが全員1年生だ。
どのコースもぶんぶん振り回し、三高投手陣へのプレッシャーも凄い。
そして終盤には再びマウンドに上がった真中に轟の打球が強襲し、真中は負傷退場。
エースを欠いた三高は薬師の勢いを止めきれずにサヨナラ負けを喫した。
ここから名門と呼ばれる市大三高の影が薄れ始める。
2回目 秋の都大会準決勝 薬師 3-2 三高
市大三高は夏の敗戦により、「格上としての油断があった」と言われたりもしたけど、秋の時点ではもう立場が逆になってしまった。
作者の方も薬師を気に入ってるのか、三高より薬師が目立っている。
秋こそは三高の名誉挽回かと思われたがむしろ返り討ちに。
薬師は夏に活躍した主力がそのまま残り戦力も申し分ない。
薬師は既に西東京3強と言われる稲実、青道、そして市大三高に肩を並べるチームになった。
三高も2年の天才投手・天久光聖を擁し戦力が充実していたものの、天久の精神的未熟さが敗戦を招くことに。
結局三高はあまり目立てずに1年目を終えた。
だが、天久の成長ぶりによっては来年は化けるかもしれないと察した。
3回目 夏の都大会5回戦 三高 3-2 薬師
市大三高の1年目は「薬師の引き立て役」と囁かれたが2年目から頭角を表す。
選抜でベスト8まで勝ち上がった青道を春大で破り、関東大会では同じく選抜ベスト8の山守学院に打ち勝った。
そしてその勢いのまま夏は因縁の薬師を3度目の正直で破った。
この試合は甲乙をつけがたいほど見ごたえがある。
薬師は2番に轟を置く奇襲を仕掛け、先発は1年生の左腕・友部を持ってきた。
薬師は近年力をつけてるだけにポテンシャルの高い選手が多いけど、それ以上に市大三高の逆襲が凄まじい。
春はベンチだった千丸が先頭打者に抜擢されて大活躍。
前チームからの主力の宮川と星田のパンチ力も豪快だ。
そして薬師を破る立役者は間違いなく天久。
球速を151キロまで上げて、ただでさえ攻略がむずい縦スラに加えて切れ味鋭いカットボールまで習得している。
最強打者の轟も手玉に取るほどだ。
薬師を破った後は青道に敗れたものの、今後が楽しみすぎるチームだ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
主人公の沢村がいるのは青道ですけど、ライバル校同士の対戦がここまで白熱なのはダイヤのエースらしさだろう。
御幸世代が抜けた後も連載が続くか分かりませんが、薬師と市大三高の因縁をこれからも見届けるつもりです。
今回は本記事をご覧いただきありがとうございました。
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