ここまで、聖隷クリストファーが選抜に選ばれなかったことに関する記事を書いてきましたが、このことによって年々気にしていた選抜の枠数についての問題がより浮かび上がったと思います。
そこで今回は東海地区の枠問題が少ない理由について書いていきます。
各地区の枠数と参加校数
- 北海道 1枠 177校
- 東北 2枠 333校
- 関東・東京 6枠 983校
- 東海 2枠 418校
- 北信越 2枠 269校
- 近畿 6枠 523校
- 中国・四国 5枠 408校
- 九州 4枠 494校
申し訳ないことに、2021年の秋季大会の参加校数が分からなかったので、2021年の夏時点の参加校数を記しました。
記した数より少しずれてるかもしれませんが、参考にするには十分な数字だと思います。
見ての通り、東海地区がどれだけ激戦区かわかりますよね⁉
正確に言うと、209校から1校しか出れないのです。
さらに不平等だと分かるのが、中国・四国地区で東海地区より参加校数が少ないのに、枠数がなんと5枠もある( ゚Д゚)
他にも2枠である東北地区や北信越地区もありますけど、参加校数は東海地区が断トツで多い。
これは聖隷クリストファーが落選し、炎上する理由が分かります。
東海地区の激戦区で準優勝したのに勝手な理由で落とされるんですから!
それにしても東海地区に対して近畿地区は結構枠数が多いですね。
単純計算で1府県で1校は出れる計算です。
一体何でこんな差が出るのかとても不思議です。
ということで自分で色々調べた結果こんなことが分かりました↓↓↓
東海の枠数が少ない理由
自分でも東海は激戦区なのに、何で枠数が少ないんだろうとずっと疑問に思っていました。
選抜高校野球の歴史をたどっていたら意外なことが分かりました。
元々、選抜は朝日新聞社が開催する夏の選手権大会に対抗して毎日新聞社が作り上げた近畿大会だったのです。
しかし、近畿だけだと盛り上がらないので、中国・四国から招待していき、徐々に東日本の地区にも広がっていき、正式な全国大会になったと思われます。
あとは甲子園が兵庫県にある影響で、他の地区の出場校を増やすより、近畿地区の学校を多数呼んだ方が集客力による収益アップにも繋がるからです。
甲子園での戦績は、近畿が抜群に良く、大阪桐蔭、PL学園、報徳学園、龍谷大平安、智辯学園、智辯和歌山、天理など挙げたらキリがないくらい歴代優勝校が多くあります。
実力でも文句のつけどころがありませんね。
東海も実力のあるチームが揃ってるのに2枠しかないのは、西日本から招待した影響と東海では中日新聞の方が人気なので、毎日新聞の売り上げ向上を望めないからと言われています。
まさかこんな事情があったなんてね~。
せめて東海はもう1枠欲しいよー!
枠問題検討委員会
そんな中で、東海地区の枠問題について熱心に活動している方がいます。
僕と同じ静岡県出身のけいすけさんです。
YouTubeでトーカイカイロチャンネルを開設しており、静岡県のみならず全国の高校野球について詳しい情報を日々取り上げていて、自分が疑問に思ってた枠問題についての解析情報も詳しくすごく勉強になります。
喋り方から人柄の良さが分かるし、何より視聴者さんのためを思って言葉遣いにも気を配るなど、大変マナーが良く視聴していて共感できるチャンネルです。
高校野球に興味ある方は是非チャンネル登録することをオススメします!
ていうかしないと損です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
前々から物議をかもしてた枠問題が聖隷クリストファー落選によってさらに改善が必要になったと思います。
そう簡単に変わることではないと承知の上ですが、高野連の方々には是非一度取り組んでもらいたい案件です。
今年の選抜は東海地区から日大三島と大垣日大が出場します。
東海地区代表にふさわしい戦いぶりを期待しています!
今回は本記事をご覧いただきありがとうございました。
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