静岡県高校野球 甲子園で勝てない問題

野球雑談

先日、第95回選抜高校野球大会が終わりました。

大会が終わっていつも思うのは、わが地元の静岡代表の高校が最近、甲子園で全く勝てなくなってることです。

どのくらい勝ててないかというと、静岡代表は現在(2023年春)6大会連続で初戦敗退しています。

勝負は時の運」で片づけることが出来ないほど、状況は深刻です。

今回はなぜ静岡代表が甲子園で勝てないかについて、書いていこうと思います。

<strong>野球人</strong>
野球人

もちろん静岡の選手はみんな頑張ってくれてます!

そもそも打ててない

静岡県全体の課題として求められるのはやはり打力。

近年は特に打力の弱さが顕著で、5点以上取る試合が全くない。

今回選抜に出場した常葉菊川も大会屈指の好投手相手に得点が出来なかった。

それでも安打は相手(4安打)を上回る7安打、盗塁5回を決めており内容自体は良かった。

そもそも春はいきなりの公式戦が甲子園で、2回戦以降にならないと、全体的に打力が高くないのは当たり前。

以上を考慮してもせめて1点ぐらいは取ってほしかった。

今年に限った話ではなく、去年の日大三島は打線が期待されたものの、春に金光大阪、夏は国学院栃木の好投手にやられた。

静岡県で甲子園出場最多回数を誇る静岡高校も、結局打てなくて負けるパターンが多い。

逆に勝てるときはやはり打線が底力を発揮しています。

2007年選抜優勝時の常葉菊川は、ビッグイニングを作る猛攻で相手を圧倒。

2018年夏の常葉菊川もミート&パワー共に、ずば抜けた奈良間を筆頭とし、強力打線を武器に2勝しました。

元々打力が全くないわけでは無いが、甲子園という大舞台で緊張しているせいか、中々本調子を発揮できない。

今度の夏はその殻を突き破ってほしいです。

静岡県の有望中学生が県外に流出

県外流出自体は静岡県に限った話ではないが、都道府県によっては上位レベルばかりが県外に流出する地域です。

大阪のように二流三流レベル(失礼)が甲子園に出やすいように、参加チームが少ない地域に流出する2パターンがあります。

静岡県は明らかに前者の傾向が高い。

今年(2023年)の選抜で優勝した山梨学院には、静岡県出身の選手がチラホラいます。

それも中学野球で名を残したレベルの高い選手ばかりだ。

今年の新1年生も山梨学院、横浜、東海大相模など山梨県・神奈川県を筆頭に県外の名門校へ進学する子が多いです。

一方、近畿とかだと有望選手が地元の名門校に行き、それ以外の選手が東北や北信越、東海の強豪校へ進学するイメージがあります。

静岡だとトップクラスの選手以外はあまり県外に行かないので、県全体の戦力はあまり上がりません。

ごく稀に県外から静岡の高校に来て化け物になった選手(日ハム・安西、立命館大・長屋)もいるけど、U15日本代表の選手が県外から来るのは皆無です。

もちろん戦力だけが全てじゃないと思うけど、甲子園で勝ち抜くなら結局戦力は大事です。

甲子園であまり勝てないと言われた山梨学院も元々選手層は凄かった。

勝負弱い

僕はコレが1番の原因だと思います。

先ほど打力が弱いと書きましたが、それは勝負弱さから来ていることもあり得ます。

そりゃ予選を勝ち抜き、甲子園に来てる時点で打力自体はどこのチームにもあります。

それでも差がつくのは、ここぞという場面で力を発揮できるかどうか。

山梨学院が今大会でビッグイニングを作れたのも、初戦を突破し「甲子園で勝てない」と言われる重圧から解けたおかげだと思われます(多分)。

そう、一口に打力と言ってもただ単に打つだけが打力じゃない。

チャンスでの勝負強さ、状況に応じたチームバッティングなど静岡代表はここぞのチャンスを取りこぼしている感があります。

打撃に限った話ではなく、投手も大舞台での緊張感から本調子を発揮できず、気づいたら負けてるパターンを何回も見てきました。

今年は久保の乱調、去年は松永の投球フォームが崩れ、一昨年は高須の制球が乱れた。

実はどの投手も好投手、でも勝負弱くて結局得点を許してしまいます。

静岡代表は少なからず、悪い負け方をしたくないですね。

これから甲子園での勝ち星を期待できるチームは?

僕が思う、静岡県の中で期待できるチームは日大三島だと思います。

甲子園で勝つために必要な要素として大事なのは監督の力が大きいです。

戦力も大事だけど、それ以前に良い監督のもとに良い選手が集まるのだから、監督が良ければ好循環です。

日大三島には、報徳学園で何度も甲子園に導き、甲子園での戦い方を熟知している永田監督がいます。

昨年(2022年)は春夏ともに甲子園で初戦敗退でしたが、春夏連続で甲子園に連れて行くこと自体が凄いし、その時の3年生はスカウティングすらしていなかった世代なのです。

そして永田監督が本格的にスカウトし始めた今年の3年生から期待が高まります。

現に今年の新入生も永田監督の人脈で関西、関東から有望株が多く入り、静岡県の軟式で選抜チームに抜擢された選手も複数入学します。

日大三島の他にも加藤学園、浜松開誠館、常葉菊川など、いろんな学校に甲子園で勝ってもらいたいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は辛口なことを書きましたが、コレが僕の本音です💦

表向きでは負けたとしてもよく頑張ったと讃えてはいるものの、地元のチームが負けてるとやはり悔しくて仕方がない。

いつか甲子園の優勝旗が静岡県にやってくることを願ってます。

今回は本記事をご覧いただきありがとうございます。

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