男女の会話の違いは?[結論]会話に対する目的が違うからです。

経験

この記事に迷い込んできたそこのあなた!

異性と会話をしていて話が噛み合わないと思ったことはありませんか?

特に恋愛経験のある方は、お互い分かりあえずにギクシャクした経験もあるかもしれません。

その原因はいろいろあると思いますが、会話に対する目的の違うからだと考えられます。

<strong>糸賀</strong>
糸賀

会話の目的とか考えたことない…

<strong>野球人</strong>
野球人

裏を返すと、異性の会話が分かれば気配りが楽になると思うよ!

今回は男女の会話例を挙げながら、会話に対する目的の違いを説明していきます。

ちなみに筆者は大学で言語学を学んでいます。少し男性目線の記事になってしまうのはお許しください。

男女の噛み合わない会話例

・噛み合わない夫婦の会話例

妻:「最近仕事疲れちゃって。やる気が出なくて困るわ。」

夫:「んー。そんなに疲れてるなら仕事辞めちゃえば。別に生活に困ってるわけじゃないし。」

妻:「いや、仕事辞めたいとは思わないけど…」

夫目線だと、「自分から言っといてなんやこいつ」って思うかもしれません。

男性は基本的に会話に対して結論を求める傾向があります。

なので、悩んでいる女性に対して良かれと思いアドバイスをするのですが、実はこれが逆効果だったのです。

女性が好む例は↓

妻「最近仕事疲れちゃって。やる気が出なくて困るわ。」

夫「大丈夫?無理しないでね。俺も出来る限りサポートするから!」

妻「うん、ありがとう!」

会話に正解という概念は好ましくないですが、女性にとっての会話は上記のように解決策ではなく、自分の気持ちに寄り添ってほしいと考える傾向が高いです。

簡潔に言うと、女性は会話に対して解決策ではなく共感を求めています。

なので、女性と話すときはアドバイスはなるべく避けて話に共感してあげれば、不機嫌にさせてしむことはありません。

僕も実際に女性との会話に戸惑った経験が何度かあります。

彼女が就職するかフリーターのままでいるか悩んでいた時に、「就職すればいいじゃん」と言ってしまいました。

女心が分からなかった僕は、なんで彼女が不機嫌そうにしているか分からずじまいでした

女性から何か相談された時は、むやみに指図しない方が良さそうですね(笑)

なぜ男女の会話の目的が違うのか?

そもそも何で男女によって会話に対する目的が違うのか?

同じ人間なのに不思議ですね。

それは人類が狩りをしていた時代の遺伝子情報が影響しています。

男性は狩りを効率的に行うことを考え目的志向に、女性は獲物から襲われないように周囲とコミュニケーションを図り、コミュニケーションをとること自体に意味を持つようになりました。

昔の行動特性が男女の会話の特徴に反映されるのってなんかすごいですよね!(語彙力)

男女別、1日に発する単語数

ここで女性がコミュニケーションそのものを重視する指標として、男女別の1日に発する単語数を比べてみました。

男性が1日に発する単語数は平均7,000語。 

一方、女性の場合は平均20,000語なんです!

なんと男性に比べて3倍もの単語を話しています。

僕が高校生だった時のクラスの女子は、喋るためだけに友人と会いに行く子が割といました。

男性も居酒屋やレストランでざっくばらんに喋ることもあるけど、女性ほど時間はかけないしスポッチャやカラオケとか何かしらの娯楽施設に行くことも多いです。

それくらい女性は男性よりも気持ちの交流を大切にしています。

幼稚園でも、母親同士がお茶会を開くことはよくありますが、父親同士でお茶会するなんて全く聞いたことが無い(仕事だからというのもあるけど)。

男性は「レポート・トーク」、女性は「ラポート・トーク」

見出しを見て、何のこと?って思った人もいるかもしれません。

この2つの専門用語は僕が実際に大学で触れた単語です。

レポート・トーク=客観的な話し方

ラポート・トーク=相手と共感する話し方

専門用語と言ってもいたってシンプルな意味です。

女性が好むラポート・トークは、相手との接続を求め確認するスタイルであり、会話の中で親しさを強調しようとします。

男性が好むレポート・トークは、独立を保つ会話をしようとする傾向があり、会話の中で相手より優位に立とうとします。

例えば男女間での会話で、男性の方がジョークを言うことが多いと思いませんか?

これはまさに男性が求めている優位性が如実に表れるシーンです。

それ以外にも先ほど示した男女の会話例のように、異性との会話でそれぞれのスタイルがはっきり表れます。

僕も可愛い女性が目の前にいるときは、カッコつけて話したいと思っちゃうので、これが優位性なんですかね(笑)、まあ本当にカッコつけるほどの度胸は無いけど。

ちなみにラポート・トークとレポート・トークは、デボラ・タネンというアメリカの言語学者が提唱したものです。

男女別の会話の違いをまとめる

男性女性
問題解決慰め
情報親しみ
講義聞く
公的私的
地位差つながり
競争協力
自立依頼

この記事で男性と女性の会話の違いが上手く伝わっているか未知数なので、会話のスタイルの違いを表でまとめてみました。

この7つはあくまで場面の違いなだけであり、本質は同じです。

男性は「独立」、女性は「接続」、もっとシンプルに言えば、人との交流を強めるかどうかの違いだけです。

最後に

いかがだったでしょうか。

たまには大学で学んでいることを書いてみようかと思いましたが、思ってたより堅苦しくなってしまいますね(笑)

でも男女の会話の違いは、みなさん気になる部分だと思いますので、少しでも面白いと思ってもらえたら幸いです。

女心ってある意味就活を突破するより難しい。

参考文献:社会言語学 改訂版[本/雑誌]/岩田祐子/著 重光由加/著 村田泰美/著

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