日大三島高校野球部の進化がエグすぎる

野球雑談

静岡県の高校野球はあるチームの存在によって確変しようとしています。

そのチームは日大三島ではないでしょうか。

去年(2022年)は春夏連続甲子園に出場し、その名を全国に広めました。

日大三島と言えば、数年前までは全くの無名校です。

どうして今まで無名だった日大三島が県トップクラス、はたまた全国上位レベルまでのし上がりそうになっているのか、

発表します!

永田裕治監督が2020年に就任

2020年には、あの大物監督・永田裕治さんが日大三島に就任しました。

永田監督と言えば、元報徳学園の監督であり報徳時代では、計18度甲子園に導いています。

報徳を退任したあとも高校日本代表の監督をするなど、全国的にはかなりの知名度ではないでしょうか。

高校野球で一からチームを強くするには、名監督の存在が必要だと個人的には思っています。

良い監督やスタッフが集まり、それについていくように有望中学生が入学する。

まさに一石二鳥です。

ですので、長らく甲子園で勝ててない静岡県にとっては、県全体のレベルアップを図る救世主の訪れだと思います。

関連記事:静岡県高校野球 甲子園で勝てない問題

何より永田監督がモットーにしているのは「全員野球」。

レギュラー、控え関係なく全員が同じ練習をこなすスタイルです。

選手たちにとっても差別されることなく平和で良さそうですね(勝手な憶測)。

永田監督が就任する前の実績

ちなみに永田監督が来る前の日大三島はというと…

甲子園出場歴が1984年春と1989年夏の2回のみです。

静岡県出身の僕も名前自体はよく聞いてたのですが、一般的な進学校のイメージがありました。

とはいえ全く弱いわけでもなく、一昔前にいた現在ヤクルトの小澤怜史が高校生だった2015年、夏の県大会で準優勝だった2017年は強かったです。

その時はまだ超強豪というわけでもありません。

全国的に見ればまだまだ知られていない存在だったのです。

まあこんな感じで永田監督が来る前の日大三島は、数年に1度は上位に来るチームでした。

2022年、スカウトしてない世代が春夏連続甲子園出場

永田監督が就任した2020年以降、日大三島の快進撃が始まりました。

2021年秋には優勝候補にも挙げられない中で静岡県大会を制し、続く東海大会でも勝利を重ねそのまま優勝。

神宮大会では負けたものの、九州国際大付属相手に1-2の好ゲーム。

良いカタチで全国デビューを果たしました。

ただ、そのあとの選抜も初戦敗退。

切り替えて臨んだ夏の県大会も制し、見事に春夏連続出場を果たすも、またもや初戦で散った。

全国大会で3度の敗戦は日大三島にとっては痛かったと思うが、3度全国に行けるだけでも相当な実績だと思います。

なんと言っても、その時の3年生は永田監督がスカウトしてない世代ですから。

そんな世代にも良い選手が揃ってたし、2度も甲子園に行けるチームまでに育てた永田監督の手腕は見事です。

新入生のメンバーがエグい

永田監督の人望と2022年の春夏連続甲子園出場の効果のおかげか、2023年の日大三島にはエグい新入生がたくさん集まりました。

  • 森賀碧 投手 調布シニア(東京)出身
  • 高山裕翔 投手 住吉ボーイズ(大阪)出身
  • 佐野圭吾 投手 三島シニア(静岡)出身
  • 東海林啓太 投手 浜松市立可美中(静岡)出身
  • 小川秋月 投手 京葉ボーイズ(千葉)出身
  • 永原悠大 投手 浜松市立蜆塚中(静岡)出身
  • 山本真尋 投手 秦野シニア(神奈川)出身
  • 山崎佑樹 捕手 全播摩ヤング(兵庫)出身
  • 桐島大輔 捕手 上田南シニア(長野)出身
  • 西本匠 捕手 浜松開誠館中(静岡)出身
  • 小口陽喜 内野手 諏訪シニア(長野)出身
  • 藤野琥斗 内野手 浜寺ボーイズ(大阪)出身
  • 渡邉景唯 内野手 長岡東シニア(新潟)出身
  • 松尾大翔 内野手 下呂ボーイズ(岐阜)出身
  • 小林和生 内野手 富士シニア(静岡)出身
  • 隈本秀我 内野手 浜松市立高台中(静岡)出身
  • 石黒叶成 内野手 湘南平塚北シニア(神奈川)出身
  • 松井俊太 内野手 湘南ボーイズ(神奈川)出身
  • 木村柾翔 内野手 浜松シニア(静岡)出身
  • 齋藤雄大 外野手 下呂ボーイズ(岐阜)出身
  • 別當和侑 外野手 兵庫伊丹(兵庫)出身
  • 福原悠吾 外野手 スルガボーイズ(静岡)出身
  • 土肥雅優 外野手 富士シニア(静岡)出身
  • 佐藤汰城 外野手 湘南ボーイズ(神奈川)出身

まだ全員分では無いですが、このメンバーを見ただけでも相当集まってますね。

特に投手の小川君は京葉ボーイズのエースで中3時に、ジャイアンツカップで準優勝の立役者だそうです。

小川君以外にも浜松選抜の主力選手を何人かこぞって入学するなど、永田監督の本気モードがどれほどのモノか分かります。

静岡県中学軟式の有望選手って何年か前なら静高が取ってましたからね。

県内の有望選手は逃さずに取ってほしいです(特に静岡裾野シニア)。

施設面では寮も既に完成されているので、県外からも心置きなくスカウトできる状態に。

あとは専用グラウンドを用意できれば完璧ですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

静岡県はずば抜けて強いチームが無く、毎年群雄化割拠なのですが、徐々に日大三島の1強時代の到来が近づいてる気がします。

良い監督なら他校にもいますが、永田さんは全国クラスの監督ですからね。

1強独占状態は賛否両論ありますが、僕はそっちの方がワクワクしてくるし、突出して強いチームがあれば県全体のレベルも上がると思います。

今後の日大三島から目が離せません!

今回は本記事をご覧いただきありがとうございます。

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