皆さんは野球漫画・アニメである「キャプテン」を知っていますか?
もちろんキャプテン翼じゃありませんよ!
あまり知られていない野球漫画ですが(昔だから当然)キャラクターの心情が細かく描かれていて十分名作だと言えると思います。
今回はその「キャプテン」というのがどんなストーリーなのかをまとめてみました。
こちらのU-nextからキャプテンをアニメで見ることが出来ます↓
関連記事:おすすめの野球漫画 MAJORを見て勉強になるシーン
関連記事:おすすめの漫画、ダイヤのAの魅力
キャプテンとは
概要
- 著者 ちばあきお
- 出版社 集英社
- 雑誌 少年ジャンプ
- 時期 1972~1979年
- 巻数 26巻
あらすじ
この作品は中学軟式野球が舞台となっています。
キャプテンのあらすじは、最初の主人公・谷口タカオが2年の11月に名門野球チームの青葉学院から無名の墨谷二中に転校したのが始まりです。
青葉学院にいた谷口は野球が上手いと思いきや、実は超下手くそ(言い過ぎ)だった。
青葉学院では3軍クラスで普通レベルにも及ばない。
だが墨谷二中のメンバーは谷口が青葉学院のユニフォームを着ているのを見て、上手い選手だと勘違いしてしまう。
谷口は墨谷ナインに青葉学院のすごいバッティングを見せてくれと強引に言われ、恐る恐る1打席立つことに。
普通ならそこで下手なのがばれますが、谷口に投げられたボールは危険球で谷口はそれを大根斬りでぶっ放し、なんと柵越えを披露したのだ。
マグレのホームランなのに墨谷ナインは一層谷口は凄い選手に違いないと確信した。
谷口は下手なのがバレないように大工である父親と毎日過酷な特訓を始める。
それでも中々上手くなれなくて、チームメイトたちにも自分が青葉学院の補欠だったとは言い出せずに季節はあっという間に3月になった。
そこで引退する3年生のキャプテンからなんと谷口を次期キャプテンに指名。
谷口は自分が青葉学院の選手だったから選ばれたのだと思って、キャプテンやみんなに自分の本当のことを明かした。
しかしキャプテンは「お前は青葉の選手に負けないくらいの実力が身についている」と実は谷口が陰で特訓してたのを知っていた。
チームメイトたちも谷口が青葉の補欠なのを知ったうえで「僕たちからもお願いします」と谷口の努力をたたえて谷口は正式にキャプテンに決定。
これ以上言うとアレなのであらすじはこの程度に。
続きは是非漫画やアニメでご視聴ください。
キャプテンの見どころ
ここからはキャプテンの特徴や見どころを紹介します。
キャプテンのチームマネジメント
この漫画の1番の見どころと言っても良いのが谷口キャプテンのチームのまとめ方。
実は「キャプテン」では監督がいないんです!
筆者も最初に見たときはビックリしました、指導者の存在が皆無なことに。
これって部活をサボろうと思えばいくらでもサボれるのでは?w
リアルの学生野球で指導者がいないって大問題ですが、そこが面白いところなんです。
学生野球は監督で決まると言われるように、キャプテンのチームマネジメントが試合にモロに影響しています。
谷口は人並に努力するので精一杯なのに、キャプテンという完全に監督ポジションの立場就かなければならなかったのです。
案の定最初はチームを上手くまとめられるわけがない。
でもそこからどうチームや谷口自身が成長していくのかが非常に見どころです。
スパルタすぎる練習
キャプテンでよく出てくるのは過酷すぎる練習。
監督不在で選手たちだけで運営しているチームがこういう練習をやるのは相当気合が入ってますね。
今の時代は問題になりそうだけど💦
下手だった谷口が上手くなったのも父親との過酷な特訓が効いたからです。
強豪校に対抗するために谷口はチームのみんなにも特訓をさせたのですが、あまりにもキツすぎてここからチーム内でいざこざが起こることも。
確かに危ない練習だけど、選手がひたむきに努力する姿って見ていてウルっとくる。
この漫画はとにかく努力というのをこれでもかと象徴するシーンが多いし、チームのきずなが試されるところも多いので、普段の生活で中々積極的になれない人は見るべきです。
主人公が入れ替わる
「キャプテン」ではその名の通り、毎年キャプテンを務める人物が主人公となります。
先ほどキャプテンのチームマネジメントが面白い要素だと書きましたが、この世代交代によってその年がどんなチームになるのかも見どころです。
丸井
谷口の後を引き継いだのは丸井キャプテン。
谷口がキャプテン就任当初、陰で支えてたのが丸井であり努力家の谷口が挫けそうな時も後輩でありながら活を入れるほどの負けん気の強さだ。
その性格がキャプテンに向いてると認められて谷口から次期キャプテンに選ばれた。
けど、丸井は気に入らないことがあるとすぐにキレる性格でチームの雰囲気をぶち壊すことも多々あった。
それでも試合に勝ちたいという気持ちは誰よりも持っていて、不器用ながらもその想いがナインに伝わる瞬間が熱い。
キャプテンは嫌われ役であるべきというのが良い意味で理解できます。
イガラシ
谷口がキャプテンを務めていた時にはまだ1年生だったイガラシ。
入学当初からプレーがみんなよりもずば抜けていて、墨谷二中の「1年生は9月までには試合に出れない」という規則を破るほどの実力者だ。
ただ、性格に難があって仲間意識が強くなく先輩とトラブルになることがあった。
なので3年生でキャプテンに就任したときも、度が過ぎた過酷な練習メニューでナインの反感を買ってしまう。
それだけ野球に対する知識と度胸は半端ない。
イガラシは能力が高い分、自分にできることを基準としたから周りがついてこれないのを理解して考えを改めた。
生意気な面はあるけど、失敗したときの軌道修正力も高い。
近藤
アニメでは近藤がキャプテンになるシーンがありませんが、漫画には載っています。
近藤は先輩によく怒られるけど自分の芯を持った可愛げのあるキャラだ。
一方プレイに関してはチームの中でトップクラスで、マウンドに上がれば捕手がはじいてしまうほどの剛速球を投げる。
だが、フィールディングや野球の基本的な知識がともなってないので、試合中にやらかすことがよくある。
キャプテンとしてはどうなるか気になる中で近藤は意外と優秀(失礼)。
彼は何を考えてるかわからない分、練習方法の発想は面白い。
簡単に言うならば、谷口、丸井、イガラシが行ってきたスパルタ野球ではなく、現代に合った練習スタイルに取り組んでいる。
ノック中に待ち時間を作らない効率重視の練習でリアルの野球でもタメになりそう。
指導者視点でも近藤キャプテンは面白いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
昔の野球漫画で世代によっては全然知らない人も多いけど、「キャプテン」は神作です。
やはりチームをまとめる人物(監督、キャプテン)の重要性は底が知れないですね。
今回は本記事をご覧いただきありがとうございました。
コメント