待ちに待った東海大会がやって参りました!
静岡県からは藤枝明誠、浜松開誠館、日大三島の3校が出場しています。
今年の東海大会は岐阜県で開催とのことです。
静岡県在住の僕は県外の方まで試合を観に行かないのですが、名古屋へ就職活動に行ったついでに東海大会を観に行きました。
観に行った試合は、日大三島VS鈴鹿と浜松開誠館VS中京です。
この2試合を観た感想をざっくり述べていきたいと思います。
完全に静岡目線なのは許してね。
就活の割にはずいぶん余裕あるね~
ちょっとくらい良いだろ(笑)
関連記事:高校野球 秋季東海大会2023 静岡県から3校出場決定!
鈴鹿(三重2位)VS日大三島(静岡3位)
この試合は7-1で日大三島が快勝しました。
バッテリーやスコアは以下の通りです↓
- 日大三島 関野→森賀→永原ー市川
- 鈴鹿 今村→高山→今村ー村田
日大三島 |201|021|010|=7
鈴鹿 |100|000|000|=1
日大三島を生で観たのはこの試合が初めてでした。
試合を観た感じ、日大三島が思った以上に打線が繋がった印象です。
と言っても開誠館みたいにガンガン振っていくわけではなく、自分の打ちやすそうな球が来るまで待って狙い球が来たらそこを見逃さない感じでした。
打球の方もフライが少なく、内野の間を抜けていくような強いゴロが多く、基本に忠実した良いバッティングだと思います。
注目は中学時代ジャパンを経験した1番・小林でしたが、今日は無安打だったので次に期待したい。
バットを短く持っていて、コンパクトな振りが印象的でした。
この試合は2番の島田が全打席出塁で大活躍。
クリーンナップにもタイムリーが飛び出し、打線が噛み合っていました。
バッティングにプラスして良かったのは走塁面です。
日大三島はこの日、7盗塁を仕掛けて全部成功させました。
相手捕手の肩がそこまで強くなかったのもありますが、盗塁成功の大部分が得点に繋がっていたので、相手の弱点を攻めたのは効率的でした。
守備も二遊間を中心に守りが堅く、ノーエラーなのが大きかった。
そして投手陣も素晴らしかったです。
先発の2年生エース・関野は初回、制球に苦しんで1失点しましたが、それ以降は本来の持ち味を発揮して相手打線を寄せ付けませんでした。
投球フォームがゆったりしていて、軸足に溜め込んだ力をリリース時、身体に伝えるのが上手く、コントロールが良さそうな投手のフォームでした。
スピードはそこまで速くないものの(MAX130くらいかな?)、手元で伸びてくる球筋をしており、打ちづらそうな感じがしました。
関野以外にも日大三島には1年生投手が豊富です。
この試合で投げたのは右投げの森賀と左投げの永原。
2人とも投げっぷりが良く、快速球を放っていました。
一応、球場にスピードガンはありましたが、故障のせいかだいぶ厳しめだったので、あまり参考にならなかったです。
コントロールは関野に劣るものの、今後の日大三島の可能性を感じました。
森賀と永原以外にも中学時代浜松選抜を経験した右腕・東海林、ジャイアンツカップ準優勝チームのエース・小川など楽しみな1年生がたくさんいます。
とはいえ、相手打線が多少手こずっていたのもあり、この試合だけで日大三島がどのくらい強いのかを測るのは難しいです。
関連記事:日大三島高校野球部の進化がエグすぎる
浜松開誠館(静岡2位)VS中京(岐阜3位)
この試合は6-0で中京が快勝しました。
バッテリーやスコアは以下の通りです↓
- 浜松開誠館 松井→伊波ー大迫
- 中京 桑田ー田邊
浜松開誠館 |000|000|000|=0
中京 |000|123|00x|=6
開誠館の試合は何度か見てるので比較がしやすいのですが、この試合は完全に力負けですね。
開誠館と言えば、積極的に打ちに行くフルスイングが持ち味ですが、そのスタイルの悪い部分が露呈してしまった感じです。
細かく言うと、フルスイングがハマれば打線に勢いが加速し大量点が見込めますが、好投手に苦戦し始めると、早打ちであれよあれよと相手投手や守備陣を助けてしまいます。
今回の試合はまさに相手投手が変化球を駆使した好投手で、開誠館打線が緩急に全く対応できず、気づけば0点で試合が終わっていました。
開誠館打線が弱いというより、相性の問題も大きいと思います。
今思えば、春の東海大会で優勝した年も夏には初戦で聖隷クリストファーに負けたんよな。
それも変化球を中心としたピッチングの投手に…
今のチームも来年の夏までに変化球に対応する訓練が必要になりますね。
打撃だけでなく、投手の方も中々抑えきれなかった。
開誠館の中で1番安定している2年生左腕の松井が6回までに6失点。
この試合は四球が少しあったものの、極端に悪いピッチングでは無かったです。
どっちかっていうと、少しのミスがほとんど失点に繋がった印象。
4回は四球で出したランナーをバントとバッテリーエラーにより、ノーヒットで得点を与え、5回は2アウトからランナーを出し、次の打者にはホームランを打たれる。
6回は2アウトでランナーが2人いる状況、レフトに打球が飛んだが、目測を誤りボールがレフト頭上を越え、2点タイムリースリーベース。
ミスが積み重なって気付けば突き放されていました。
中京の打撃が良いからこそ、ミスが余計に命取りとなる試合でした。
それでも自分たちのスタイルを最後まで貫こうとした開誠館は立派です。
来年の夏にはまたビッグになって戻ってきそうな予感がします。
関連記事:浜松開誠館野球部の甲子園への道のり
まとめ
いかがだったでしょうか
県大会では開誠館が8-0で日大三島を圧勝していたのに、東海大会では立場が真逆になってしまいました。
県の順位ってあまりアテになりませんね(笑)
少し心残りなのは、藤枝明誠の試合を1度も見れていないことです。
中京にプラスして開誠館を撃破した明誠がどんな試合をするのか見ものです。
日大三島も次の試合を頑張ってほしいです。
今回は本記事をご覧いただきありがとうございます。
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