皆さんこんにちは、ここんとこテスト期間でブログ更新をさぼっていた野球人ですが、ブログを再開していくので今後ともよろしくお願いします。
というわけで、先日高校野球で選抜出場校発表がありましたが、そこで波乱の展開が巻き起こり、炎上騒ぎになっていたので今回はその件を解析していきます。
聖隷クリストファーがまさかの落選⁉

Twitterで聖隷クリストファーがトレンドになっていましたが、いったい何が起こったかと言うと、昨秋の東海大会で聖隷野球部が準優勝したにもかかわらず、春の選抜出場校に選ばれなかったことです。
東海地区出場校の枠数は2で、つまり決勝進出した2校に残れば甲子園はほぼ確定というわけです。
けど、実際に選ばれたのは優勝校の日大三島とベスト4の大垣日大だった。
僕も出場校発表の中継ライブを見ていましたが、聞いた瞬間に耳を疑いました。
なぜ、準優勝校の聖隷ではなく、ベスト4止まりの大垣日大なのかと。
納得がいくはずなく、僕は家の中で思わずクッソー!と叫んで、数日たった今でも怒りが湧いてきます。
こんなの静岡県民、いや浜松市民としてありえないと。

一体、選考委員は何考えてんだ!甲子園は球児の夢だぞ。
東海大会の結果
1回戦
- 津商業 6-3 中部大春日丘
- 大垣日大 7-2 静岡
- 至学館 5-3 岐阜第一
- 聖隷クリストファー 11-4 津田学園
準々決勝
- 日大三島 5-2 津商業
- 享栄 2-3 大垣日大
- 三重 1-4 至学館
- 中京 3-4 聖隷クリストファー
準決勝
- 日大三島 10-5 大垣日大
- 至学館 8-9 聖隷クリストファー
決勝
- 日大三島 6-3 聖隷クリストファー
これまでに逆転選出が起きたときは、準優勝校が決勝で優勝校に大敗し、ベスト4のチームが準決勝で優勝校相手に接戦を繰り広げた場合がほとんど。
これはベスト4のチームが準優勝校より甲子園にふさわしいからという理由になる。
だが、今回の勝ち上がりを見て、逆転選出される要素がどこにあるのだろうか?
聖隷クリストファーは決勝で日大三島に3点差だし、見事に逆転選出された大垣日大は準決勝で日大三島にコールド負けを避けるのがやっとだった。
僕も実際に準決勝の2試合を中継ライブで見てたけど、確かに大垣日大は弱くないが聖隷クリストファーを差し置いてまで強いとは思えない。
これは選考委員の中で何か見えない力が働いたに違いない。
普通、野球素人が議論しても順当に決勝進出校を選ぶはずの試合内容。
謎が深まるばかりで選考委員の説明はこうだ↓↓↓↓↓
鬼嶋委員長による選考理由の説明

最終的な判断を下した鬼嶋委員長の説明によると、
> 鬼嶋委員長は「投手力において、大垣日大が上だと判断した。特に春先は投手力のウエイトが大きく、失点の多いチームは厳しい。大垣日大の方が失点が少ないということが判断の第一の理由になった」と話しました。そのうえで大垣日大について「個人個人の力量が勝っている。五島投手など3人の投手陣に安定感があり攻撃につなげる力がある総合力の高いチーム」と評価しました。
> 聖隷クリストファーと同じ静岡の日大三島が選出された影響については「静岡県どうしということは全く考慮していない。どのチームが東海地区の代表として甲子園でしっかりとした戦いができるのかを客観性をもって判断した結果だ」と話しました。
ということだそうです。
正直、は?って思いますよね。
準決勝までの両校の失点数は、大垣日大が14失点、聖隷クリストファーが15失点。
大して変わらんやん。
しかも聖隷は2回戦以降、エースの弓達君と正捕手の河合君がケガで出れんかったぞ。
公式戦初登板の控え投手や野手が出てきて、全員で協力して勝ち上がったのに、個人の力量が下回るとはなんて失礼な委員長でしょう。
そもそも聖隷と大垣日大を比較する時点でアウトでしょ。
この選考理由は委員長自ら、野球はチームスポーツではなく、個人競技と言ってるようなものです。
唯一の落選原因かと思われた地域性の考慮すら無いとなると余計に訳わかんない。
そんな理由じゃ試合をやる意味がありません。
最初からパワプロみたいに能力査定のためだけの大会になってしまいます。
Twitterで炎上
このように僕だけでなく、高校野球ファンのほとんどはこの選考に対して物議をかもしています。
それどころか、静岡のアナウンサーや、ダルビッシュ選手までにも不快に思われるほど大事です。
けど、1つ心配なのがこの選考によって大垣日大が誹謗中傷を浴びてしまうのではないか。
確かにこの選考はおかしいけど、選ばれた大垣日大の選手たちや関係者には何の罪もない。
静岡県民である僕も聖隷の分と一緒に甲子園で堂々と戦ってほしいです。
悪いのは全部東海の選考委員会の問題ですから。
それにしても選考委員たちはこれだけ炎上する覚悟で、決定を下したんでしょうか。
もしくはこれだけ炎上するとは思わなかったとか。
とにかく違和感のある選考理由。
ここからは僕の予想を書いていきます。
委員長が話した選考理由は大ウソ⁉

鬼嶋委員長は地域性を考慮せずに、実力で選んだと話していました。
これ以外にも前評判の高い静岡高校や享栄高校を倒したことも評価した。
根拠のない勝手な実力決めであり、なおかつ地域性を無視するとなると僕からはどうしても表向きな理由にしか見えない。
ネットでは阪口監督がコネを使ったともツイートされていたが、あんなに驚いているあたりそれは無いだろうし、阪口監督はそんなことを絶対しないと信じたい。
なので、考えられるとしたら愛知・岐阜・三重の3県への忖度。
選抜は毎日新聞が開催しており、静岡2校になると中京圏の毎日新聞の売り上げが下がってしまうのを恐れたのか。
選考理由を聞いてる限り、大垣日大を評価したというより、静岡2校を避けるために無理やり後付けの理由になってるのが露骨すぎて逆に笑えてきた。
大人の事情だか何だか知らないけど、高校野球に持ち掛けんなって話だよ。
高校野球はお金儲けのための道具じゃない。
聖隷クリストファー側の心情

ここまで選考理由のおかしなところをあーだこーだ言ってきました。
部外者の僕はどうでもいいとして、この落選の知らせを聞いた選手が今どんな気持ちでいるのかと思うと想像しかねません。
上村監督も抗議文を出さないと言いつつ、内心かなりお怒りだと思います。
日本の全国民が聖隷クリストファーに味方するとしても校長の立場もあり、下手に高野連に持ち掛けたら逆恨みされる可能性を心配してるのでしょう。
でもこの問題を泣き寝入りで終わらせたら絶対アカン。
どう足掻こうと結果は変わらないかもしれない。
けどたかだか、選考委員の大人たちが勝手な判断で選手を悲しませるのは2度とあってはならない。
夏にもう1回頑張れなんて気安く言えるセリフじゃないし、上村監督もどう励まそうか必死であることをご察しします。
そんな中で聖隷の選手たちは冷静で前を向いていて、心が狭い僕に比べて凄く立派です。
夏は選考委員の人たちをアッと言わせるような戦いぶりを期待しています。
まとめ
今回は愚痴のようなブログになってしまい本当に申し訳なかった。
僕は中学まで野球をやっていて、高校は野球から逃げたチキン野郎ですが、野球を好きという気持ちはこれからもずっと変わらない。
野球を愛する者として今回の件は絶対に許せません。
でも誤解してはならないのが、聖隷を差し置いた大垣日大は何も悪くないということ。
間違っても苦情の電話は大垣日大ではなく、高野連にお願いします。
以上
なんとも残酷で選手たちが可哀そすぎるね~。